東海地震Q&A  元にもどる
Q1.東海地震の切迫性が言われていますが。
A1.いつ起きてもおかしくない状況です。
 
■日本には、日本書紀の時代から多くの地震の記録が残っています。東海地方で発生した過去の歴史記録を見ると、東海地震は100年から150年に1度、繰り返し発生しています。
■最後の地震が安政元年(1854年)に起きてから、既に149年が過ぎていて、いつ、東海地震が起きてもおかしくない状況になっています。
■最近の数年間は、東海地震を起こす断層の周囲で地震が極端に少なくなったり、普段とはタイプの異なった地震が発生したりして、以前とは異なった状況になっています。
■地震防災強化地域判定会会長は、「東海地震の切迫性は一段と進んだ可能性もあり、注意深く監視をしていく時期にきている。」と述べています。
 
Q2東海地震は、本当に予知はできるのですか。
A2唯一可能性がある地震ですが、必ずしも予知できるとは限りません。
 
■ 一般に地震予知は非常に困難で、これだけ地震の多い日本でも、まだ地震予知に成功した経験はありません。
■ 昭和19年に熊野灘で発生した東南海地震では、偶然、地震の前日と当日に静岡県の掛川付近で精密測量をしていた陸軍の測量部の技師が、地震の発生前に地面の揺らぎを観測した有名な事例があります。この現象は、今日では、地震の前兆現象であったと言われております。
■ 東海地震は規模が大きく地震を起こす断層も100kmに及び、その半分以上が静岡県の内陸にかかっています。このため、高密度に精度の高い観測を行い、地震の前兆現象を捉えることができれば、東海地震を発生前に予知する可能性があるため、現在、静岡県内には約370ヶ所に観測機器を設置し、気象庁が24時間監視を続けています。
■ 現在の地震予知技術では、1年先、数ヶ月先での発生時期を予知することはできません。このため、現時点で、国が警戒宣言出そうとする場合の予知は、短期直前予知であって、数十時間(2〜3日)以内程度の発生を予想するものです。
 
Q3東海地震の被害は、特にどんな所に起きると考えられるのですか。
A3地盤の悪い所・液状化する所で大きな被害が予想されます。
 
■東海地震では、地震の規模が大きいため激しい揺れが1分程度、地盤の軟弱な所ではそれ以上続きます。
■川や海岸の近くの砂の地盤などでは、液状化現象により大きな被害が発生する可能性があります。
 
Q4発災直後の私達の生活はどうなるのでしょう。
A4少なくとも数日間は、交通が寸断され、電気・ガス・水道などが使えないことを覚悟しましょう。
 
■ 道路や港は、相当期間使えません。⇒地域外からの救援は、期待できません。
 
Q5東海地震に備えて家庭では何をしたらよいのですか。
A5耐震診断や家具の固定、食料・飲料水の備蓄などできることから。
 
■地震対策でまず必要なことは、わが家が地震に耐えられるかどうかを知ることです。そこで、わが家の安全を知るためには「耐震診断」が必要になります。
■ どんなに建物をじょうぶにしても、タンスや食器戸棚が倒れてきてケガをしては何になりません。倒れそうな家具はしっかり止め、家族からケガ人が出ないようにして下さい。
火災を出さないように心掛けて
門柱やブロック塀は、見かけはしっかりしていても、鉄筋が入っていないものなど安全でないものがたくさんあります。点検方法に従って安全性を確かめ、危険と判断されたものは、補強をするか、さくや生け垣に取り換える必要があります。
■食料・飲料水の備蓄、非常持出品の準備
食料−−−−7日分(うち非常食3日分)程度を用意しましょう。
       主食  米、カンパン、インスタント食品など。
       副食  漬け物、梅干し、つくだに、缶詰など。
       調味料 みそ、しょうゆ、塩など。飲料水−−−−1人につき1日3リットルの水を最低3日分用意しておきましょう。
 
Q6家の耐震化はどのように進めたらよいのですか。
A6まず、耐震診断から。
 
■ 阪神・淡路大震災では、亡くなった方の8割が住宅の倒壊などによるものでした。特に、昭和56年以前の古い耐震基準で建てられた木造住宅に大きな被害が出ました。
■ 地震から命を守るためには、わが家の耐震性を知り、必要な備えをすることが大切です。また、地震の後、避難所で生活するか、自宅で生活できるか、分かれ道にもなります。
■ 自分が住んでいる家の耐震性を確認するためには、ぜひ、簡易耐震診断を行いましょう。耐震性に不安がある場合は、名古屋市が実施している無料耐震診断(受けるにあたり一定の制約があります。)を受けることもできます。また、専門家による相談を受ける制度もあります。
 
Q7東海地震に備えて家具の固定はどのように実施したらよいのですか。
A7ちょっとした工夫で十分な安全対策が可能です。
 
■阪神・淡路大震災では、「タンスが飛んできた」「テレビが壁を破った」などの被災者の証言があるように、多くの人が家具の転倒などによって死傷しています。
どんなに建物を丈夫にしても、地震のときに、タンスや食器戸棚が倒れてきてけがをしては何にもなりません。特に、タンス類が置かれる寝室、食器棚のある食堂、さらに避難口となる玄関などはとりわけ対策が必要です。
家具などの転倒による被害を防ぐには、皆さんのちょっとした工夫や日曜大工でも、十分な安全対策ができます。
寝室には家具等を置かない、テレビを高い所に置かないなどの工夫も必要です。
 
Q8東海地震に対し地域ではどのように対応したらよいのですか。
A8「協働(コラボレーション)による真の自主防災組織づくり」が必要です。
 
東海地震による災害は、名古屋市全域で同時多発することが予想されます。このため、初期消火や倒壊家屋からの救出救助などの応急活動は、消防等の防災関係機関だけでは十分な対応ができません。
阪神・淡路大震災では、救出救助に隣近所の人々が協力し合い、多くの尊い命を守りました。この経験からも、県民の生命・財産を守るために、自主防災組織の役割はとても重要です。
■地域住民の協力はもちろん、防災士や災害ボランティア、消防団員など専門的な知識と経験を持つ人たちと連携を図り、いざという時に力が発揮できる「協働(コラボレーション)による真の自主防災組織づくり」が必要です。
■また、発災時にいち早く適切な応急活動が行われるよう、日頃から十分に防災訓練をしておくことが大切です。